早期に自立人材へと成長させるには、計画的な教育が欠かせない

若手の育成と定着は組織課題

若手社員がなかなか育たないことにお悩みの組織は大変多いです。社会人としてのマインドが確立されない、すぐにやる気をなくしてしまい辞めてしまうのではないかとヒヤヒヤしているなど様々な声が聞かれます。国内の総体的な労働力が少なくなっている中で、組織に入った若手メンバーをしっかりと育成し根付かせることは重要な経営施策の一つといっても過言ではありません。

細やかに成長の機会を付与することで現場力が高まる

直接お客さまと接する機会が多い現場の力を強化し、未来の組織を担うメンバーを育てるという意味でも、この世代にはコンスタントに教育機会を付与することが望ましいといえます。
インソースでは「若手社員」を入社・入職から２～５年目の方と定義し、およそ５年でチームリーダーになることを中期的な目標として、年次ごとに目指すべき姿をおおまかにお示ししています。もちろん、貴組織の年次目標に合わせて自由にプログラムを設定・カスタマイズすることも可能です。ぜひ当社の若手社員向けサービスをご活用ください。

若手社員向け研修のポイント

２～３年目は、細かな指示がなくてもミスなく業務を完結できるようになることを目標に

入社１年目は、社会人としての土台を固めるために多くのことを吸収する時期です。ですから疑問点があれば正しい答えを知っている先輩や上司に逐一質問をして、組織の判断軸を身につけていきます。２年目ともなれば、１年目に蓄積した様々な知識・ノウハウを駆使して、詳細な指示・レクチャーがなくても業務を１人で遂行できるようになるのはもちろんのこと、主体的に仕事に取り組むことが期待されています。

３年目は「仕事の質を高める」ことにも意識を向けていただきたい年次です。現場で起こる大量の業務を効率よく処理していける、いわゆるチームのエンジンのような存在を目指しましょう。一方、この時期は離職者も増えます。自分がこの先どのように成長していきたいのかをしっかりと見定め、前向きに業務に向き合う心の持ちようについてもフォローが必要な時です。

４～５年目は後輩を支え、チームを動かす立場になる

基本の業務を一通り経験し、イレギュラー対応にも動じることが少なくなってきた４年目以降は、既存のやり方に縛られることなく、現場担当者の視点で問題解決に取り組む姿勢が求められます。後輩にアドバイスを求められ、フォローや指導をすることも増えます。周囲と協力して円滑に仕事を進めるためのメンバーを動かすコミュニケーションスキルを磨き、一担当者の視点から脱してチームを率いるリーダーとしての視点も少しずつ身につける必要があるでしょう。